わかりやすい経理の基礎講座
講師/田中 哲
本講座では、経理スタッフにとって必要な「日常の経理処理」から「決算書の作成」までをケーススタディを数多く取り入れてわかりやすく解説いたします。
「コンピュータに入力したら、決算書が出てくる」というのは、「決算書が作れる」とは言えません。日常の「仕訳処理」がどのような流れで「決算書」につながり、手書きで書けて、初めて決算書が作れると言えるのです。
今後「法人税の勉強」や「決算書の見方」「資金管理」へステップアップする為の大事な基礎知識です。
Ⅰ 経理業務とは
1.会社経理の役割は
2.経理の仕事を早く理解するコツは
Ⅱ 簿記の基礎知識
1.簿記って何だ
①簿記のルールはどうなんだろう
②帳簿には、どんなものがあるのだろう
2.簿記で使われる用語を覚えよう
①「取引」とは、どんな場合で、どの時点か
②収益・費用とはなんだろう
③資産・負債・資本とはなんだろう
④勘定科目の必要性とは
⑤「仕訳」は、どうやるの
⑥「損益計算書」と「貸借対照表」との関係
3.簡単な「仕訳」をやってみよう
①基本パターン
②消費税の基本的なしくみと取扱い
(1)消費税は、どのような取引に課税されるか
(2)消費税の計算方法は2通りある
(3)消費税の申告と納税はいつまでか
③実務上、よく見かける仕訳とは
Ⅲ「日常取引」の事務の流れをつかむ
1.現金預金の動きをつかむ・・・出納事務
①現金預金の流れはどのようになるか
②一般経費・固定資産の取得に関する事務の流れをつかむ
③どのような帳簿をつけなければならないか
④仕訳はどのようになるか
2.仕入事務の流れをつかむ
①仕入事務の流れは、どのようになるか
②どのような帳簿をつけなければならないか
③「仕入時」・「支払時」の取引の仕訳はどのようになるか
④「仕入」と「売上原価」の違いは
3.売上事務の流れをつかむ
①売上事務の流れは、どのようになるか
②どのような帳簿をつけなければならないか
③「売上時」・「回収時」の取引の仕訳はどのようになるか
Ⅳ「決算事務」の流れをつかむ
1.「決算書」の種類と関係は、どうなっているか
2.決算の「事務手続き」は、どのような順序か
3.「決算時の経理処理」には、どのような項目があるか
4.自分で決算書を作ってみよう
Ⅴ 演習(ケーススタディ)
1.現金預金の動きを処理してみる
①現金・出納帳・銀行帳を書いてみる
②仕訳をやってみて、元帳をつけてみる
2.仕入・支払の取引を処理してみる
①仕入先元帳を書いてみる
②仕訳をやってみて、元帳をつけてみる
3.売上・回収の取引を処理してみる
①得意先元帳を書いてみる
②仕訳をやってみて、元帳をつけてみる
4.試算表を作ってみる
5.決算書を作ってみる
①損益決算書
②貸借対照表
③株主資本等変動計算書
※当日は電卓、筆記用具を必ずお持ちください。