病院会計:決算書の見方・読み方・活かし方
講師/田中 哲 田中 健志
昨今の病院経営では、決算書から様々なことを読み取り経営に活かすことが求められています。財務諸表は病院経営に関わる重要な指標であるため、その数字を読み込むには正確な知識と能力が求められます。
本セミナーでは、医療機関に特化した特徴・項目等を体系的に分かりやすく学び、決算書が何を示しているのか、その意味は?などがわかるようになるために必要な「決算書のしくみ」や「表示のルール」等を具体的・実践的に学んでいただきます。
Ⅰ 病院の決算書の「種類」と「つながり」
1.決算書の決まりを知ろう
(1)決算書の種類と関連
(2)決算書の表示とルール
(3)決算書の勘定科目の意味
(4)個別注記表には何が書いてあるか
2.決算書を見るポイント
(1)良い形の決算書とは
(2)何期分の決算書を見るか
(3)決算書の背景と比較の仕方
(4)簡単な決算書を作ってみよう
Ⅱ 各々の決算書の「しくみ」と「読むポイント」
1.「貸借対照表」のポイント
(1)貸借対照表の仕組みと読み方の順序
(2)「流動」「固定」の区分基準は
(3)各表示科目の意味すること
(4)資金の「調達」と「使途」のバランスは
2.「損益計算書」のポイント
(1)損益計算書の仕組みと読み方の順序
(2)「経営利益」と「特別損益」の見方
(3)各表示科目の意味することは何か
(4)税務面からの読み方も知ろう
3.「キャッシュフロー計算書」のポイント
(1)現預金の増減の要因を知る
4.事業報告書の記載ポイント
Ⅲ 比率分析の意味することは何か
1.収益性の主要比率
2.安全性の主要比率
3.回転性の主要比率
Ⅳ 「損益分岐点」とはどういう意味か?
Ⅴ 「キャッシュフロー計算書」と「資金繰り表」の違いとは?
Ⅵ ケーススタディで覚えよう
(1)損益計算書
・医業収益と医業原価と粗利益率を見る
・経費と営業利益を見る
・「経常利益」と「税引前当期利益」を見る
(2)貸借対照表
・医業未収入金の回収と支払債務のバランスは
・在庫は適正か
・純資産はこれで良いか
※プログラム内容は進行状況により変更する場合がありますので予めご了承ください。